2017年12月22日金曜日

漫画の時短効果


今年は人工知能、ビットコインやお金のこと、行動経済学、歴史、統計などなど
アンテナを張ったはいいがどれもとてつもないスピードで進んで行くものだったので
情報に押し流されていたような気がします。(気づいたら年末だし)
でも押し流される中、漫画の時短効果の威力を知りました。
ヘンテコノミクスがその時短効果の象徴(個人的に)
この本は、行動経済学人間の心理を中心に経済行動を考える学問について描かれてます。
行動経済学、堅い感じ。googleで調べても分厚そうな本がずらり。
真面目にその本に手を出して読むと一冊集中して読んでも4〜6時間とかかなー?
隙間時間で読んでたら何日いるのよ、となるんですが。
ヘンテコノミクスは行動経済学の重要な要素を漫画にしてくれていて、
1時間あれば読めちゃう。それでだいたい基礎を知れちゃう。
さらに興味がわいて、分厚い本に手を出してもベースがあるからある程度スラスラ読めちゃう。
しかも探すと良し悪しはあるけど、大体のものは漫画であるんですよ。
過去の名作小説とかも。
これから大活躍な予感がする漫画で時短。興味がわいたらまず漫画作戦。
面白いの知ってたりしたら教えておくれ!







2017年1月22日日曜日

「この世界の片隅に」


ネットでの口コミをよく目にするようになり、最初は行けないなぁと思っていたのですが
ふと気が向いたので、観に行って来ました。
ミニシアターで人がたくさんいて、チケットが売り切れてるなんて初めてみました。
クラウドファウンディングで成り立ってるとはいえど、他の映画とかわらず、
DVD化もきっとされるだろうに、映画館に行く人が減り続けてる今にどうしてこんなにロングランになるほど一本の映画にこれだけの人が集まっているのか不思議でした。
クラウドファウンディングからっていうことで、ネットやSNSの根っこにある「繋がっていたい」という欲求が最大限に活かされているのか、とにかく不思議がっていました。笑

映画を観終わったあとは、井上ひさしの芝居で知った「ご恩送り」という言葉も頭に浮かびました。
戦時中や戦後にはあって、今は薄れてたりなくなったりしている人と人との繋がりだったり、どんなに悲惨な状況でもどこかで巡っている暖かい恩を感じさせる作品。
それをクラウドファウンディングという新しい「人との繋がりの力」で成立させている。
それを観ると、人はそれをさらに共有したくなる。
どこにそんな力が隠れているのか何がそうさせるのか本当に見当もつかなくて、不思議は、不思議なままだったけれど、体験したことのない力をもっているものなのはわかって、ぷつぷつぷつぷつと考えたり、いい余韻にひたれる映画でした。