2016年、一番印象に残っている言葉は「デザイン」でした。
モノのデザインから、コトのデザインと言われ、社会からいいね!をおされ。
デザインが担う分野は本当に、世の中のなーんでもになりました。
「デザインシンキング」という形でデザイナーが使う思考プロセスが世に出ました。
その最前線にいる方のお話を聞く機会にも恵まれ、考える時間にも恵まれで、
デザインという言葉を中心に頭を使った1年だったように思います。
備忘録として。。。
・デザイナーとアーティスト
「自分の中にあるものを表現していくのはアーティストで、人を観察したり、モノゴトを知ったりして人のために表現するのはデザイナー」という区別の考え方を知りました。
すぐ納得しました。笑
これは劇団活動で感じた違和感をといてくれたもので、芝居は観てくれるお客がいないと成り立ちません。お客に伝わる方法、お客が楽しむ方法を探すのはどうしたってデザイナー側に分類されるものだと思います。でも、その芝居をつくるときに、お客のことを抜きにして考えを進めている場面に遭遇すると、とても違和感を感じるようにできているみたいです(笑)そういう場面に遭遇するたび、今、こいつアーティストなんだ、かっけぇな、と割り切ることで、ストレスが減りました。笑
・デザインとモデリングとエンジニアリング と デザインシンキング
デザインも、モデリングも、エンジニアリングも、形をつくるってのでくくってしまえば、僕の頭の中では同じ位置になってしまって、ごっちゃになります。
それでいてデザインシンキングっていうのは、デザインっていうけどロジカルシンキング的な、思考プロセスの名称なんだけど、ごっちゃになります。笑
来年もそうだけど、自分が今、何をしているのか、厳密に言葉を区別して動いていかないとだめだなぁと思う次第。
・デザインとエンジニアリング
言葉の区別の続きになるけど、デザインシンキングやロジカルシンキング、その他オリジナルでもいいけど、いろんなプロセスを利用して思考して、アイデアを練って、切って、焼いて、たどりついたものをデザインして表現する、エンジニアでつくっていく。
この順序と自分が今どのステージにいるのか。認識することが本職においても劇団においても、大事なんだなと、それが少しはわかったのかなと、さらに本職と劇団でこの一連の流れは共通でも全然問題ないというのが、支えでもあると思えた一年でした。
力不足を感じるのは常々。悔しい思いも日に日に増える。伸びしろですね。笑
色々と体感できたし、劇団では本当に色々つくらせてもらえて勉強させてもらいました。
つくったものを劇団員に見せてリアクションを伺うとき、どの劇団員もどこかで基準はお客に響くかどうか、そこが基準になっているので、デザイナー気分も味わえました。笑
来年は、皆様のおかげで得れたことをベースにして、面白い人って言ってもらえるように頭つかっていこうと思います。